パンダと弓
更新日:2018年4月19日
才能教育研究会(スズキメソードとも言う)で息子はチェロを学んでいるがそこでの弓の握り方を「パンダ」と言う。
気になったので「どうしてパンダなんですか?」と一度先生に質問した事がある。一般的には「親指を極める」と言うらしいが弓の持ち方を「パンダ」という名前にする事で子供が一番力が出たらしい。
昔「大麦小豆二升五銭(おおむぎしょうずにしょうごせん)」という言葉を呪文として、大勢の人の病苦を治めていた老女があった。或る坊主が、「これは金剛経の中の応無所住而生其心(おうむしょじゅうにしょうごうしん)という句を誤って用いているのだ」と指摘したそうである。 老女は成程と納得して早速舌を噛まないよう、用心し乍ら「応無所住而生其心」と唱えたが以来、病苦を少し靖め得なくなってしまったという。 「応無所住而生其心」と改めさせるその前に、「大麦小豆二升五銭」で何故効いたかということを、検討する必要はないか。野口晴哉著「偶感集」(全生社)P126
上記の引用からは言葉によってある種の力を喚起するという共通性を感じる。
音やリズム、イメージ等の方が力の発動に強い影響を持つという事なのだろうか?