「耳をすませば」みたいですね。
更新日:2018年4月19日
先日のレッスンの折にY君のお母さんが来られていた。
彼はこの春中学を卒業し、鳥取でヴァイオリン製作学校のようなところに入学し楽器職人を目指すという。
2/18のグループレッスンが皆との最後で、そこでお別れ会も兼ねた。(この時先生も感慨ひとしおで少し涙ぐんでおりました)
学校なのか工房に弟子入りのような形なのかまでははっきりしておらず、お別れ会ではお母さんも仕事で来られなかった。ちょうど良い機会なので「Y君どこに行くのですか?」と聞いてみた。
「みささと言って三つの朝と書きます。美術館の中にある製作学校です。」と教えていただいた。
それを聞いて妻と「やっぱりあそこだ!」と顔を見合わせた。
職人さんを目指すと聞いて調べてみたらその美術館が見つかり、「ここなのでは?」と話していたところだった。
三朝バイオリン美術館内
鳥取ヴァイオリン製作学校
年に入学出来るのは4名だけという狭き門。「弟子入り」という感じが色濃い。新しいという事もありまだ卒業生が居ないらしい。
お母さんが、たまたま校長先生とお知り合いだったという話でそこにも驚いたが、親御さんもよく決心されたと思う。
お父さんを早くに亡くし、火事で家を失った時に奇跡的にヴァイオリンだけ焼け残ったというお話はテレビでも取材されており、昨年放送を見てその事を知りました。
僭越ではありますが、Y君の踏み出した一歩をお父さんも嬉しく感じている事と思います。