見えてる世界が全てじゃない
更新日:2018年4月24日
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Disny・PIXARの「リメンバー・ミー」を春休み中に家族で観た。
◯とても「お盆」な感覚に溢れる作品で死生観の共通性に興味を覚えた。
特に、劇中に出てくる「アレブリヘス」(alebrijes)という「精霊のようなもの」がユニークで『土着の信仰上のものなのかな?』と思って調べてみたら、由来はある職人さんの想像の産物であると。
1936年にメキシコ人の工芸職人のペドロ・リナレス(Pedro Linares)氏によって作られた、カラフルな色合いが特徴の木工芸品の人形。
出典(AFP通信)
「色鮮やかなメキシコの伝統工芸人形「アレブリヘス」のパレード、開催」
◯しかしこのペドロ氏が「アレブリヘ」を生み出した時の状況が、まさに映画の設定のように生死の境を彷徨った時というのが驚き!
内容に関してはこちらが詳しい↓
この由来から何かの着想を得たのか、たまたまなのかと想像が膨らむ。
◯犬の「ダンテ」は死者の世界の境界線を自然に越え、姿も変えない。
この老犬のキャラクターが「アレブリヘス」(alebrijes)のようなものとして描かれている。私はこのキャラクターが一番好きだ。「どっちなんだろう?」と思わせるものに魅力を感じる。
◯子供は予告編を観ていた段階から「ヘクターが一番好き。」と言っていた。
彼の人(?)を見る目は信用がおけて、割と重宝している。
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しかしながら、この時期にメキシコを舞台とした物語を描き出した事に、作り手の矜持のようなものを感じる。
生死の境界線を越えてゆく物語は、高い壁さえも楽々と越えて行くに違いないと思わせてくれる。
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